『高校生が描く桐生倶楽部会館100歳の姿展~自由テーマ画とともに~』

第2部 自由テーマ画展 

制作:桐生女子高等学校芸術部美術班の皆さん

 

主催・企画・編集:一般社団法人 桐生倶楽部 
指導:顧問 原澤和彦先生 

掲載画像は撮影条件により、写り込みや光の反射、明暗差があり、画像の質が落ちている場合がありますことをご了承ください。画像の切り取りで端の加工が十分でない場合があることもご了承ください。 

 

制作者一覧(掲載順) 

桐生女子高校芸術部美術班 
柿沼乃愛(3年)、後藤彩乃(3年)、 
芳賀芽衣(3年)茂木陽野(3年)、仁居舎ゆうか(3年)、 
山本多恵(3年)、斎藤風花(3年) 
竹田知紗(2年)、西加奈子(2年)、福田はな(2年 )
仲根叶夏(3年) 

 

写真をクリックすると大きくなります。    まとめて大きい画面で全部を見る

桐生女子高校3年 柿沼乃愛 
 「成長痛」  

ポスターカラー 


人物が苦手なので頑張ってみました。顔の比率とかが、難しかったのですが、個人的に上手くできたと思います。 



桐生女子高校3年 柿沼乃愛  
「魚」  

ペン 


こういう風な絵をきちんと描くのは2度目なのですが、影の付け方をやった ことないようにしたり工夫するのがとても楽しかったです。 



桐生女子高校3年 後藤彩乃 「ロマンチックドリーム」 

クリルガッシュ、水彩色鉛筆、ラメ、マッキー


わたしの思う「かわいい」を体現したいと思い、紫とピンクで甘やかな夢の世界を表現しました。女の子の瞳とその周りにちらばる星々には銀色のマッキーを、赤く色づく頬や唇にはラメを用いているため、角度によって 光を反射しきらきらと輝きます。



桐生女子高校3年 芳賀芽衣  
「休校中の日常」 

242×332のスケッチブック、287×202のスケッチブック アクリル絵の具


 自分の身の回りにある物、休校中に思い出に残った物を描きました。春になると桃の花や桜、矢車草などが咲いたり、新緑の綺麗な葉が生えたりしたので描きました。また今年で桐女は最後なので、思い出の詰まった制服や仲のいい友達を多色で表現しました。



桐生女子高校3年 茂木陽野  
「外科室」

アクリルガッシュ


外科室ということで、あえて周りに何も描かな事で、不気味感を表現してみました。



桐生女子高校3年 茂木陽野  
「ルリビタキ」 

アクリルガッシュ


ルリビタキの美しい青を表現することがとても大変でした。



桐生女子高校3年 仁居舎ゆうか 
「玉水物語」 
ポスターカラー


 日本の御伽草子の一つである玉水物語を描きました。この物語は姫に恋をした狐が人間に化けて 姫の従者としてお仕えする話で、私は姫と狐である従者が紅葉狩りに行くシーンをイメージして描きました。一昨年のセンター試験にこの物語が出てきてとてもいい話だったので描こうと思いました。製作では自分が思った色を出すことと、髪を塗るのが難しかったです。 



桐生女子高校3年 山本多恵  
「赤い薔薇を」 

227×158(SMのキャンバス)アクリル絵の具 


本を元に話のイメージをイラスト化するのはとても楽しかったです。前回に引き続き、アンデルセンの作品を選びました。目にこだわったので見て頂けると幸いです。



桐生女子高校3年 斎藤風花  
「喜と哀」  

F15/アクリル、油絵具 


木をイメージして描きました



桐生女子高校2年 竹田知沙 
 「選択」  

アクリル絵具


「かがみの孤城」(辻村深月、ポプラ社)という本を読んで描きました。 
不登校の主人公が鏡の中の城で暮らすことによって、逃げても良いという 良い選択肢も考えられるようになったことを表現しようと思いました。 



桐生女子高校2年 竹田知沙 
 「秘密基地」 

アクリル絵具


妖精さんたちが暮らす、可愛い世界を描こうと思いました。 私もここに住みたいです。



桐生女子高校2年 西那奈子 
「儚い思い」 

ペン、水彩 


山月記を読みました。虎になってもなお家族や今後の事に 思いを寄せているところにとても魅力を感じました。

 

桐生女子高校2年 西那奈子 
「寝殿造」 

アクリルガッシュ、マーカー 


寝殿造に少しうるささを足してみました。とても楽しかったです。



桐生女子高校2年 福田はな  
「涙」 

アクリル 


この作品は、主人公が自分の目を通して 、今は亡き兄の面影を見ている姿を描きました 。





桐生女子高校3年 中根叶夏 
「海に還る」 

ボールペン 、丸ペン、 アクリル 、パステル 


海に還るの説明なのですが、題材にした本が「塩の街」(有川浩、角川文庫)とい うものです。 
突然世界に塩の結晶が降ってきて、街の人の体が塩になる塩害が発生、人口が多い東京ではその被害が甚大で、国としての機能がストップしてしまいます。その崩壊してしまった社会の中でも人々は力強く前を向いて生きてゆく、というストーリーです。その中で私が心に残ったエピソードが絵のシーンです。 
1組の男女の話で、塩害により塩の柱となった女性の亡骸を男性が群馬から東京まで背負って運んできます。そこから主人公と出会い、共に由比ヶ浜まで行き、塩を海へ流します。その時には男性も塩害に侵されており、2人は海の中で世界と溶け合いひとつになる、というものです。 
生命の誕生は海と言われており、その2人も再びこの世に生まれるために、再び結ばれるために海へ溶けあったのではないかなと私は解釈しました。そのため、命が生まれた場所へ帰り、もう一度生を受けるという意を込めて、タイトルを海へ還る、としました。帰るではなく還るの字にしたのはもう一度、再びといった繰り返しの意味を入れたかったからです。 

桐生女子高校3年 中根叶夏 
「じゃんけん」

丸ペン、インク、キャンバス

日常で一番目にすることの多い手を描きたいと思いました。