平成22年2月例会越生観梅、黒山三滝&高麗神社遠足

 歩く会2月例会「小雨の中、越生観梅&黒山三滝・高麗神社遠足」

 2月28日朝6:40、小雨の中桐生倶楽部を出発、参加者19名。観梅のスケジュール設定は難しいものです。
 室町時代から続くといわれる2ヘクタール程の広さの越生梅林は、昨年は2月末に満開との情報でこの日にしたのですが、訪ねてみると三分咲程度。傘をさしての園内散歩となりました。
 梅林を一時間程で切り上げて、次の訪問地太田道灌所縁の「龍穏寺」へ。ここは江戸時代、関三刹(他は大中寺・栃木大平、総寧寺・千葉市川)の筆頭として十万石の格式で全国の曹洞宗寺院を管掌したという由緒あるお寺です。境内には室町時代の武将太田道真・道灌父子の墓があります。
 「黒山三滝」は丁度吾妻公園二つ分程の広さの谷間の中に、男滝・女滝の二段の滝と、天狗滝の三つの滝を有する散策コース。昭和25年日本観光百選・瀑布の部で9位に選ばれたとのこと。紅葉の季節に訪れたらきっと美しい景色に違い有りません。
 道中、地元の酒蔵・佐藤酒造へ立ち寄ってお土産の日本酒を少し(?)お買い物。この頃には雨は上がり、くもり空の下での散歩となりました。
 昼食は埼玉県の厚生年金施設「ウェルサンピア・おごせ」で。食後は隣町・日高市に移動して、「高麗神社」へお参り。この地は、唐・新羅に滅ぼされて日本へ亡命した高句麗遺民1,799人を、716年にヤマト朝廷が武蔵国に移して高麗(こま)郡を置いたという歴史有る地区です。朝廷は高句麗王族の高麗若光(こま・じゃっこう)に王(こきし)姓を下賜し、高句麗遺民のリーダーであった高麗若光を祀ったのがこの高麗神社です。朝鮮半島と私達日本人との古くて深い交流を改めて振り返る一時でした。
 帰りの道路は空いていて、予定より早い17:00に無事倶楽部へ帰着。雨天と満開には早い花で、少し残念な観梅旅行でした。  (村田・記)


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