9月度倶楽部月次会は歩く会が担当して、茨城県ひたちなか市方面を旅行しました。9月12日、前日までの猛暑の日々が一転涼しい朝を迎えて、バスは6:15桐生倶楽部を出発、参加者17名。
最初の訪問地原子力科学館では原子力の基礎知識からはじまり、CTスキャンやMRI等医療機の仕組みの他、食品へのX線照射など身近な原子力利用について、館の担当者から解り易く説明を受けました。
国営ひたち海浜公園は戦争中は陸軍飛行学校の在った所、戦後は長らく米軍の射爆撃場でした。平成3年に153ヘクタールの広大な公園として生まれ変わりました。1年を通して花々に溢れるとのこと。この日太平洋を望む「みはらしの丘」では、モコモコとした緑のコキアが不思議な景色でした。
皆さんは観覧車や園内周遊のシーサイドトレインに乗って童心にかえっての一時を過しました。昼食は那珂湊漁港に隣接する「お魚市場」でフリータイム。回転寿司や和食食堂で新鮮なお魚料理の食事、お土産の買い物、海辺の散策を楽しんだりの一時でした。
「幕末と明治の記念館」は、明治天皇の宮内大臣を勤めた田中光顕(1843-1939)が維新烈士の顕彰を目的に昭和4年に開いた「常陽明治記念館」が前身。田中は、今年のNHK大河ドラマ前半の主人公の一人武市半平太をリーダーとする土佐勤皇党のメンバーでもありました。館内では武市が描いた水墨画「竹の図」や藤田東湖の書の他、大正天皇の宸筆(しんぴつ)など文字通りの「お宝」に眼を見張りました。因みに、聖蹟桜ヶ丘にある「多摩聖蹟記念館」も田中光顕が建てたものです。
最後の訪問地は潮風香る大洗磯前神社に参拝。帰路殆んど渋滞もなく、予定通りの18:30桐生倶楽部に帰着。過しやすいお天気にも助けられた楽しい初秋の休日でした。 (村田 記)写真をクリックすると大きくなります。 案内状.pdf