渡良瀬渓谷の山「備前楯山」(1,272米)

桐生倶楽部・歩く会 平成22年11月例会 紀行文

 11月の桐生倶楽部歩く会は、足尾の「備前楯山」です。目的地が近いということで、遅めの8時に集合。参加者10人は自家用車3台に分乗し、定刻の出発となった。
 R122を日光方面へ進み、日光市内のわたらせ渓谷鉄道の高架を目前にして左折し、一路銀山平へ向かう。車を進め、谷が深まるにつれ紅葉は見事さを増し、「小滝の里」付近では、最高潮に達した。その色の鮮やかさは、心を十分に癒してくれるものだった。
 登山口のかじか荘の駐車場を9:16、山頂目指して出発。林道を2キロ歩き、舟石峠に到着。ここから山頂までの1.3キロ・標高差200米が登山道となっている。急な登りも少なく、快適なペースで歩行し、11時過ぎに山頂へ着く。山頂からの眺めは素晴らしく、男体山をはじめとする日光連山、皇海山を盟主とする足尾の山々を指呼の距離に、また幾重にも連なる遠方の山並みを一望できる大展望の山だった。
 山頂はハイキング日和の上に狭いことも手伝って、賑やかだったので、少し下った平坦地で、楽しい早めの昼食をとる。かじか荘に戻り、風呂に浸かって山行の疲労を解きほぐした。予定より1時間早い午後3時倶楽部帰着。お天気に恵まれ、山にも温泉にも恵まれて、至福の時を過ごした1日となった。
 ところで、「どうして足尾に『備前楯山』があるの?」という素朴な疑問にお答えします。登山口にある謂れを記した立て看板によると、江戸時代初期、銅鉱脈を発見した人の出身地が備前(現在の岡山県南東部)で、露頭している銅鉱石を「楯」と言ったので、その名が付いたとのことです。              (岸田 記)

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11 登山口
11 登山口
12 MAP
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13 謂れ
13 謂れ
14 林道
14 林道
15 舟石峠
15 舟石峠
16 舟石峠
16 舟石峠
17 舟石峠
17 舟石峠
18 登山道
18 登山道
19 登山道
19 登山道
20 登山道
20 登山道
21 鹿道(けもの道)
21 鹿道(けもの道)
22 山頂
22 山頂
23 山頂
23 山頂
24 日光遠望
24 日光遠望
25 下山
25 下山
26 舟石峠
26 舟石峠
27 うぶすな神社
27 うぶすな神社
28 うぶすな神社
28 うぶすな神社
29 林道
29 林道
30 紅葉
30 紅葉
31 紅葉
31 紅葉