桐生倶楽部歩く会・12月例会 「東京農大他文化探訪」

 12月12日の歩く会例会は東京・世田谷通り沿いの3箇所を文化探訪しました。
 日出前の6:15倶楽部出発、参加者28名。車中では本日の予習として、渡辺保さんが岡本太郎(1911-1966)についてレクチャーをして下さいました。
 最初の訪問地は川崎市立公園・生田緑地。緑地内の日本民家園は昭和42年に開園。江戸時代に建てられた水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25棟の古民家を移築・保存する野外博物館です。
 好天と名残の紅葉の下、参加者一同江戸時代へのタイムスリップを楽しみました。隣接する岡本太郎美術館は平成11年の開館。岡本は川崎市高津区の生まれであったことから、生前1700点余りの作品を故郷の川崎市へ寄贈しましたが、美術館の開館は没後3年経ってからのことでした。
 担当幹事・吉田章さんの計らいにより、学芸員の方から岡本の画業に関し詳細な解説を頂き、日本におけるアヴァンギャルドの歴史について理解を深めることが出来ました。
 12:30世田谷用賀・東京農大「食と農の博物館」へ移動。この学校は明治維新後徳川宗家がスポンサーとなって、榎本武揚が設立した農業学校が前身、勝海舟が後援会長を務めたという歴史もあります。館内の自由見学と周辺のレストランなどでフリータイムの昼食を楽しみました。隣接の馬事公苑へ足を伸ばす余裕の人も数人、馬術競技を観戦したそうです。
 南青山・根津美術館は東武鉄道の経営者だった根津嘉一郎の7千点余りのコレクションを公開する美術館。国宝「燕子花図屏風/尾形光琳」の所蔵で有名ですが、これは花菖蒲の時期だけの公開で、残念ながらこの日は観ることは出来ません。企画展「絵のなかに生きる」は、収蔵絵画中に日本の中・近世の風俗表現を観るという壮大なもの。夕暮れの庭園散策と共に充実の一時でした。帰路渋滞は無く、予定より早い19:10倶楽部へ帰着。忙中閑有、初冬の楽しい日曜日でした。(村田・記)

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01 日本民家園 a
01 日本民家園 a
02 日本民家園 b
02 日本民家園 b
03 日本民家園 c
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04 日本民家園 d
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05 日本民家園 e
05 日本民家園 e
06 日本民家園 f
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07 日本民家園 g
07 日本民家園 g
08 日本民家園 h
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09 日本民家園 i
09 日本民家園 i
10 日本民家園 j
10 日本民家園 j
11 岡本太郎美術館 a
11 岡本太郎美術館 a
12 岡本太郎美術館 b
12 岡本太郎美術館 b
13 岡本太郎美術館 c
13 岡本太郎美術館 c
14 岡本太郎美術館 d
14 岡本太郎美術館 d
15 東京農大博物館 a
15 東京農大博物館 a
16 東京農大博物館 b
16 東京農大博物館 b
17 東京農大博物館 c
17 東京農大博物館 c
18 東京農大博物館 d
18 東京農大博物館 d
19 東京農大博物館 e
19 東京農大博物館 e
20 東京農大博物館 f
20 東京農大博物館 f
21 東京農大博物館 g
21 東京農大博物館 g
22 馬事公苑
22 馬事公苑
23 根津美術館 a
23 根津美術館 a
24 根津美術館 b
24 根津美術館 b
25 根津美術館 c
25 根津美術館 c
26 根津美術館 d
26 根津美術館 d
27 根津美術館 e
27 根津美術館 e