平成23年10月16日
10月16日の歩く会は那須をハイキングしました。
桐生倶楽部を朝5時出発、参加者16名。小型バスで出発して間もなく、天候悪化を憂慮してミステリーツアーも有り得ること、またその決定は現地の状況を踏まえて決定する、と全員に知らされた。
7時25分ロープウェイ山麓駅に着く頃には心配された雨も小康状態になり、山行きを決定。見渡すと紅葉は今が盛りと我々を迎えてくれた。しかし山の天気は気紛れ。8時発のロープウェイに乗る頃には、霧で見通しが利かず、霧の中での茶臼岳登山になった。
茶臼岳山頂(1916米)までの道は、視界不良に加えてごろごろした石の道で歩きにくかった。
茶臼から朝日へ至る中間地点に当たる「峰の茶屋」は、風の通り道として有名だが、噂に違わぬものであった。そこで一休みをして、朝日岳に向かった。
鎖が水平に掛かった難所を二箇所通過し、朝日の肩から朝日岳山頂(1896米)へコースをとる。
晴れていればこの辺りの風景は目を見張るものがあるのだが、残念ながらこの日眺望は全く望めない。
そそくさと山頂を後にして、来た道を引き返した。
11時20分を過ぎた頃から霧が晴れ始め、今まで霧のベールに包まれていた紅葉のジュータンが、目を楽しませてくれた。紅葉のグラデーションと黄葉の織りなす錦絵は、まさに錦繡の那須連山であった。
気まぐれの天気に悩まされた山行となったが「終わり良ければ、全て良し」、印象に残る1日となった。 (岸田 記)写真をクリックすると大きくなります。