桐生倶楽部「歩く会」6月例会「霧降高原から赤薙山へハイキング」

霧降高原から「赤薙由」ヘハイキング6月の歩く会

 雲一つない晴天に心を踊らせて5時50分に倶楽部に集合、参加者は9名(うち女性2名)である。
 予定どおり6時に車3台で出発した。がら空きの122号を柔らかな新緑に目を洗われる思いで会話も弾み、日足トンネルを抜けて、7時45分に霧振高原レストハウス(標高1340m)に到着した。 日光市内に入ると男体山(2486m)、女峰山(2464m)、赤薙山(2010m)の三峰が青空を背景にくっきりと浮き上がっているのが望まれた。目指す赤薙山には茶色のガレ場が筋を引いて緑の裾野の森に流れている。
 眼前に一直線をなして伸び上がる階段「天空回廊」を8時に踏み出す。左手に旧スキー揚(2003年に廃止)の草地のスロープ、背後には高原山と真っ青な栗山ダムを中心とする山並が広がる。
 1445段の階段を過ぎて競り上がっていく稜線の先の頂上を振り仰ぎながら、熊笹に覆われた緩斜面をゆっくりと登っていく。
 鶯の嚇りと吹き下ろしてくる涼風が心地よい。鏡石金剛(1820m)を通過すると樹林帯に入り、険しさを増した山道を塞ぐ木の根と岩を次々と乗り越えて10時半に頂上着。
 樹木の間に女峰と男体の姿、すぐ傍らに小さな雪渓が見られた。宇都宮ハイキングクラブの三人と出会って群馬と栃木の百名山について話を交わす。昼食後、11特に下山開始。尾根の先には階段の黒い筋と駐車場を囲む雄大な裾野と山並が見晴らされる。
 12時に階段降り口に到着。赤い山つつじを愛でながら階段を挟む遊歩道を大きくジグザグに降りて、レストハウスで手が痺れるほどの冷水を味わう。
 午後1時に出発。帰り道は清滝インターそばの日光市営アルカリ性単純泉「やしおの湯」で、新緑を眺めながら露天風呂につかり足の疲れをほぐしてから2特半出発。やや交通量の増した道を快適にドライブして4時に桐生倶楽部に帰着。
 車外に出たときの暑さには驚いた。終日好天に恵まれ、贅沢な避暑気分が味わえた。(山ロ一郎 記)

 


写真をクリックすると大きくなります。














戻る