桐生倶楽部「歩く会」10月例会「錦秋の那須・姥ヶ平 」

 錦秋の那須・姥ケ平 素晴らしい一日に歩く会10月例会
 台風18号の接近を気にしながら4時50分に倶楽部に集合、参加者は11名(内女性5名)である。予定どおり5時に小型バスで出発した。7時30分に那須ロープウェイ駅に到着、15分後に乗車する。ゴンドラの窓から見ると白い雲海が山腹の斜面に覆い抜さっている。駅の展望台で270度の広がりで緩やかな円弧を描く雲海を眺めながら記念撮影を行う。風は全くない。
 7時55分に抜けるような青空を背に浮かび上がる茶臼山への急な斜面を登り始める。!O分程登った地点で左に分かれて山腹をまく道をとる。8時35分に牛ケ首、9時10分に姥ケ平に到着。
 10時35分に消磨分岐で三斗小屋温泉への道と分かれ、その辺に日だまりを見つけて弁当を広げた。
 ひと心地ついて30分後に出発。沢をもう一本渡ると、避難小屋に出て樹林帯が終わり、再び急なつづら折りの岩の道となる。息を切らせつつ登りきって、12時30分に茶臼岳と剣が峰の間の鞍部にある峠の茶屋に到着した。左手に朝日岳の凄まじい山容が望まれ、右手には茶臼岳の稜線上を人影が点々と動いている。ここからは石ころ道を一方的に下る。沢を隔てた黄色の森に点在する赤の樹木と沢の下った先の緑の裾野の対比が美しい。
 ガレ道に神経を使いながら下り、14時に全員が駐車場に到着した。今回の最高齢(84歳)の参加者が夫人ともども無事に全コースを踏破されたことを全員で喜び讃えた。
 迎えのバスに乗り込み、高速道路までの渋滞も一時間で乗り切って、16時に上河内SAに寄り、17時45分に桐生倶楽部に帰着した。台風のことをすっかり忘れるほど終日無風で雲一つない好天の素晴らしい一目であった。 (山口 記)


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