(社)桐生倶楽部「歩く会」 2016.10月例会(10月2日)

「 白の巨岩と紅葉の始まりの瑞牆山」

 前日まで曇りがちであったが、朝まだ暗き5時に桐生倶楽部をバスで出発。参加者は男5名である。
 6時40分に佐久ハイウェイオアシスに寄り,高速道を後にして、千曲川沿いの141号線を走る。高校生の耐久レース(甲府−小諸)の一団とすれ違う。街道から曲がって川上村に入ると、日本有数の産出量といわれるキャベツとレタスの畑が広がり、その中を大型のトラクターが走り回って収穫の最中である。信州峠を越えて山梨県に入り、8時40分に瑞牆山荘横の駐車場に到着。
 8時45分に歩行開始。ミズナラの林間を登り、
 9時40分に富士見小屋に到着。前回は雨天でここから引き返したが、今回は青空が見える。きのこが点在する樹間を下る。紅葉は始ったばかりである。10時15分に天鳥川の沢を渡ると、高さ10mの巨大な岩が真ん中で割れた桃太郎岩に出る。ここからの道は岩石だらけの凸凹道で、歩きにくい。傾斜も急となり、我々を悩ませる。喘ぎながら歩を進めると、突然に目の前が開け、行く手を阻むような大きなノッポ岩が出現した。ヤスリ岩である。山頂はこの岩を右にまくとすぐその先であった。
 正午に到着。巨大な一枚岩である。大勢の先客がいる。とりわけ山の標柱の前には写真の順番を待つ人々が列を作っていた。残念ながら、隣の金峰山、富士山を初めとする南アルプスの山々は望めなかった。しかし時々霧の晴れ間から見える景観は、奇岩の林立している瑞牆山ならではのものであった。
 12時20分に下山を開始して2時35分に富士見小屋に到着。湧き水で元気を取り戻して3時に小屋を出発。3時40分にバスに戻る。4時に出発し、往路を辿って6時に横川SAに立寄り、渋滞もなく7時20分に桐生倶楽部に帰着した。(岸田、山口)

 

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