平成29年新年吾妻山登山

年末から続いた晴天の後の曇り空、無風の静かな1月8日(日)の朝9時25分に吾妻公園駐車場に集合。
参加者は15名(内女性3名)である。
新年の挨拶と準備体操を済ませて9時40分に出発。中間点の鳶(とんび)岩で一息入れる。
東京方面には黒雲がかかっている。さらに急坂を登って緩やかな鞍部にかかると足が軽くなる。再び険しい岩道をよじ登り、尾根に出ると、正面の樹間に赤城山が静かな姿を現す。
10時30分に男吾妻山頂(491m)に到着。先客は20人程度。風は全くない。遠方視界は一面の灰色で、去年はっきりと見えた秩父連山も富士山も隠れている。
記念撮影を済ませて10時40分に下山開始。女吾妻を経由して、きつい段差の長い階段道を下りて村松峠に達する。ここからは寒々と立ち並ぶ杉林の樹間に緑の大きな羊歯が点在する細いつづら道である。徐々に傾斜がゆるくなり、枯れ葉と枯れ枝を踏みしめて歩を進める。かたわらの村松沢の水はちょろちょろと流れている。熊笹のやぶから猪が跳び出す光景が一瞬頭を掠める。
12時に西小正門前の「万来軒」に到着して、新年会を開いた。初めての会場である。冷たい飲み物で喉を潤した後、中華料理を賞味、歓談し、1時半に散会 。
快い疲労感を覚えつつ、人影まばらな午後の通りをゆっくりと家路についた。雨が降り出したのは夕方であった。(山口記)


写真をクリックすると大きくなります。














戻る