客間の明かり   桐生倶楽部拝見 「2号室」

 

 安らぎに満ちた語らいの部屋
玄関から一番近いところにその部屋はある。

 まるでどこかの屋敷に招かれたような、安らぎの空気に満ちた2号室。別名、「談話室」。
 桐生倶楽部の各部屋は机やいす、暖炉にランプ、そして絵画と、それぞれの部屋の用途、また、雰囲気に合った調度品が置かれ、部屋の個性をさらに引き立てている。
 優しい色の細かな模様の入ったクロスが張られた2号室には、柔らかなソファが置かれ、落ち着きある静物画とさわやかなアユの絵、そして光あふれる桐生倶楽部の絵などが壁を彩っている。
 そのソファにそっと腰掛けてみた。外界の音は遠く、穏やかな先に包まれた部屋では、時間もいつもよりゆっくり流れているように感じる。
 日々の喧騒(けんそう)を離れ、心通う仲間と、共通の趣味のことなど語らってみてはいかがだろう。(野)

 




 桐生倶楽部=桐生市仲町二丁目9の36電話45-2755、社員外でも社員の紹介か、理事会の承認があれば有料で利用可能
 2号室=定員15人、食事不可。
  半日3400円、午前9時から午後5時まで5200円、午後5時から9時まで4100円(冷暖房費、厨房〈ちゅうぼう〉使用料など別途要)

h21.4.1桐生タイムス記事pdf