雲上の楽園 乗鞍岳

令和元年7月21日

 前日からの台風情報を気にしながら7月21日(日)の早朝5時に桐生倶楽部を出発。参加者は19名(男7名、女12名)である。高速を長野に入った頃から降り出す。しかし9時到着の畳平(2702 m)では路面は乾燥しており、雲は高く、穂高岳など北アルプスの峰々が一望された。ここまでマイカーは規制されており、サイクリストだけが懸命にペダルを漕ぎ登ってくる。いつか樹林帯は切れて、高山帯に入っている。途中の車道の傍に黒い熊を1匹見かける。バスを降りるとひやりとした空気を感ずる。ここで登山組と高山植物鑑賞組に分かれる。

 鑑賞組はお花畑におりて遊歩道を一周しながら、花盛りのハクサンイチゲや黒百合などをゆっくり眺めた。登山組は多くの人々が夏スキーを楽しむ人々も見える雪渓を見下ろしながら、広い車道を30分程歩く、肩の小屋から登山道にかかり、道は歩きにくくなる。尾根筋まで登山客が連なっている、途中から見え出した頂上の剣ヶ峰(3026m)の白い鳥居は、途中朝日岳(2975 m)にまで登った時、にわかに湧き上がった白雲に覆われた、山頂には4名が到着。14時20分にバスに帰着。14時30分にバスは出発、途中で梓川と横川の SAに立ち寄って18時40分に桐生倶楽部に戻った。3000m級の山の新緑が美しく、風にも雨にも会わず、快適な山行であった(山口一郎 記)。

 

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